フルイドアートってなんだ?
フルイドアートは、何色かの絵具をドロッとキャンバスの上に垂らして、それを右へ左へ傾けながら不思議な模様を作っていくアートです。私もですが、趣味として、もちろんプロとしてやってらっしゃる方も多い技法です。やっぱり同じ作品は、二度と作れないところに魅力と楽しさを感じます。
私の場合、毎回成功!!というわけではないですが、「お、結構ええやん」(元々関西生まれでして)という作品も自己満足ですがいくつかできたりします。
自分のブログですので、少し紹介していきます。サイズはF3号(273mm×220mm)

作品№1
フルイドアートはよく1個の紙コップに何色かの絵具(私は間に白な何度か混ぜます)を入れてそれをせーの!と一気にキャンバスにカップを被せ置き、しばらく待った後、カップを取り、絵具を放出してキャンバスを傾けていくという方法が有名です。(有名といっても非常に狭い世界ですが)。
この作品は、それをせずにキャンバスに、上下で半分ずつ違う色を置いて、サランラップで柔らかく表面をなぞって柄を作り、さらに黒を置いて同じように表面をなぞったものです。
丸い模様がいろんな場所に出ていますが、これはセルといって、絵具にシリコンオイル(人によっては違うオイル)を混ぜることによってできる模様です。私はバーナーで軽くあぶります、するとたくさんのセルが生まれてきます。失敗のときは全然できません・・・あんまりかなと思ったのですが、眺めているとお気に入りになりました。

作品№2
これは生命が宿る木のようなイメージで作れないのかと思い、たしかカンバスを傾けず、やっすいパレットナイフで絵具を広げつつ描いて言った記憶があります。セルはあまりできませんでしたが、とても気に入っています。

作品№3
この作品は、ちょっと戦争イメージです。この時はオレンジ系の色のカップとブルー系の色のカップの2個に分けてカンバスに被せて置き、絵具を広げていきました。1個のカップでやるよりも、色の領地をある程度コントロールしたい時などに使えます。私は1個でやるより2個に分けた方がやりやすいです。
セルは、いい感じにできました。戦争をイメージしたので、ちょっと国土の傷跡のように感じています。皆さんにはどのように映るでしょか?

作品№4
宇宙っぽいイメージを想定して制作しましたが、すごく暗くなってしまいました。そこでセリアでラメパウダーを買ってきまして、クリスタルバーニッシュ(ワニスですね)を塗ってラメパウダーをぱらぱらと散らしていきました。かなり印象が変わり、失敗したときはこの方法で手直しがよいかなと。

作品№5
今のところ一番好きな自分の作品。イメージ通りの柔らかい模様に、大きなセル、小さなセルが広がって、いい感じにできたと思っています。セリアのアクリル絵の具アクアグリーンがいい色なんです。
フルイドアートには、セリアやダイソーのアクリル絵の具を使うほうがいいのでは?1回の消費量も多いですし、絵具が柔らかいので、この技法には使いやすいかなと感じています。
フルイドアートなにが必要?
・アクリル絵の具(セリア、ダイソーは試してOK、ターナーu35も試してOK)
・絵具は白たくさん必要。カンバスに土台として最初に白流しておくとやりやすいから。
・カンバスは小さいものから始めよう。
・ゴム手袋など。結構手が汚れます。
・シリコンオイル。カップにいれた絵具に数滴ずつ垂らす。セルができます。
・大き目の料理に使うバットのような器とカンバスを置ける台。私はダイソーの木製の皿立てを使ってます。安定感ばっちりです。

他には…

・木のマドラー。絵具を1回あたり3~5色使うのでぞれぞれ小さなカップに溶いて、ポーリングメディウムを入れて、シリコンオイルを入れるのですが、大切なのが絵具をこねて柔らかくすること。そのときにマドラーでこねています。カップは、使いたい色数分とそれらをまとめるカップ1個か2個必ず必要。私は、F3号なんで小さいカップを使ってます。1度の制作で2枚作ろうと決めてるんで。80mlくらいのカップを複数使用で十分。
・パレットナイフは作りたいものによって使ったり使わなかったり。
・あると使い勝手の良いサランラップ。これで優しく表面をなぞるとまた表が変わります。
・黒いのはシリコンのへらこれも混ぜる時に使ったり使わなかったり。
・あとは、水。液体洗濯ノリを入れてもできますが、セルはあまりできないです。
・エプロン、こぼれたときに拭くもの。私は重曹入りのウェットペーパー用意しています。ほかにもいいものあるかも。
まだまだ実験中、皆さんもいかがですか?ああしてみようこうしてみようとアイデア沸いてきますよ!
この中で欲しい!!という方がいらっしゃれば、まあいらっしゃらないと思いますが、お問い合わせくださいませ。